イタリアの医師であり、教育者であったマリア・モンテッソーリ女史を創始者として、
世界各地で注目されている「子どもの自立」のためには何が必要かを
具体的な練習を通して明確に示した教育法です。
実際の生活の基礎能力(生活力)から、五感を磨く感覚教育、さらに知的教育、
人間形成の基礎作りと、幅広く、奥の深い教育法として知られています。
使用する教具は子どもの自己発達を助ける有効な手段であり、
そのため系統的に作られたユニークなものがそろっています。
モンテッソーリ教育の教具は子どもたちが自ら選び・考え・行動する力を育みます。
モンテッソーリ教育の理念に基づいた、主体的な学びをサポートする数々の教具の中から、
おすすめの教具を取り上げました。
ピンクタワー
茶色の階段(色塗)
新円柱さし1(高さと直径が減少)
新円柱さし2(高さが一定、直径が減少)
新円柱さし3(高さが増大、直径が減少)
新円柱さし4(高さが減少、直径が一定)
モンテ ハートバッグセット
モンテ 動物はめ絵(アザラシ)
モンテ 動物はめ絵(クマ)
モンテ 動物はめ絵(ゾウ)
五感を刺激し、0~3歳の運動と感覚の発達の援助を行います。
寝返りもできなかった赤ちゃんが歩けるようになるこの時期は、
運動の力がめざましく発達することはもちろん、
視覚・触覚・聴覚といった感覚器官もものすごい勢いで発達します。
この発達をよりよく、よりバランスよく行い、しっかりとこの時期に獲得すべきことをマスターします。
3歳以降の「日常生活の練習」や「感覚教育」、その他知的教育分野へとつながっていく大切な基礎段階です。
トレイつき玉入れ
立方体おとし
3色シリンダー入れ
はめ込み立方体
3色リングさし
はめこみパズル(B)
3色ふたあけ箱
モンテ 着衣枠 バックル
未満児用着衣枠(ボタン)
未満児用着衣枠(面ファスナー)
子どもが自立するために必要な運動能力を育てる、モンテッソーリ教育の基本となります。
立つ・座る・歩くといった「基本運動」、洋服の着脱などの「自己への配慮」、
掃除の仕方などの「運動の調整」など、日常生活の中のさまざまな動きを通して、
自分の意志通りに動く体づくりを行います。
しっかりと必要な動きの獲得ができるようになると、子どもたちの世界は広がります。
感覚の発達につながる機会もぐんと増えます。
モンテ ハートバッグセット
新縫いさしセット
縫いさし用紙 3(幾何図形)
織る練習用紙セット
モンテ のり貼り台紙 S
ほっくあそび(どうぶつ)
着衣枠 編上げ
着衣枠 蝶結び
着衣枠 チャック
着衣枠 ボタンかけ(大)
感覚教育では、視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚という五感を通して、
さまざまな経験を子どもたちにさせます。
教具を見て、触れて、大きい・小さい、重い・軽い、熱い・冷たいなどを実際に経験します。
三角形のプレートを使っていろいろな形を作り、その変化を体験します。
さまざまな音、味や匂いがあることを知ります。
この具体的な経験の記憶は、いずれ物事の深い理解と想像・思考という知性の働きに展開し、
「言語教育」「算数教育」「文化教育」へとつながっていきます。
モンテッソーリ教育の言語教育は語彙を豊かにすることから始まります。
実物にふれたり、絵カードを見たり、運動と感覚を大切にして進めます。
そして、次は書くことへ。ここでも手を動かし、指で文字をなぞって、
運動と感覚を十分に刺激しながら文字を書くことをしっかりとマスターします。
豊かな語彙とゆるぎない文字知識があるから、読むステップでは、
文字を追うことなく、文を読むことが自然とできるようになります。文法も無理なく理解できるのです。
絵カード合わせ(10袋)
新色鉛筆立セット
モンテ メタルインセット ライトピンク
みぞ彫り文字板のみ(71枚)
砂文字板(文字板のみ)
ひらがな練習帳(13冊セット)
五十音の箱(ひらがな・かたかなセット)
ひらがなゴム印(大)
ひらがなゴム印(小)
ひらがなスタンプ
モンテッソーリ教育では、「感覚教育」で「算数教育」の土台となることを何度も経験します。
ですから、子どもたちは経験として、外見は違っても同じものがあること、
大きい・小さいなどの段階があること、
物の特性によって仲間分けができることを知っています。
ですから、算数をただ、数字を覚え、数字を書き、数えるだけのものとは考えません。
数字を見て、それが量的に大きいのか、小さいのかがわかります。
数量と数詞と数字の関係をきちんと理解しているので、算数の世界を楽しむことができるのです。
算数棒(初級用)
木製数字あわせ
かたつむりのシールはり
9色カラー丸シール(径9mm)
数字練習帳(初級用)
加減算板(たし算板セット)
加減算板(ひき算板セット)
数字ゴム印(ケース付)
スタンプゲーム(アクリルチップ)
りんごゲームA
生物(動植物)、地学、地理、音楽、美術などを含む、とても幅の広い分野です。
知識を与えることが目的と考えがちの分野ですが、モンテッソーリ教育の考え方は違います。
運動と感覚を使った“経験”という情報から、自分でその先を考えていきます。
例えば、お散歩で子どもが花に興味をもったら、五感を使って、
じっくり観察することから文化教育は始まります。
花びらの色を目で見て、においをかいで、葉っぱを触り…その一つ一つの体験を情報として、
植物全体、生物全体、自然界全体へと、どんどん思考を進めていきます。
モンテ 動物はめ絵(アザラシ)
地球儀と地図パズル(地図パズル 世界)
地球儀と地図パズル(地球儀 陸と海)
地球儀と地図パズル(地球儀 大陸)
地図パズル(ヨーロッパ)
日本地図パズル
地図パズル(アジア)
地図パズル(アメリカ合衆国)
地図パズル(オセアニア)
地図パズル(アフリカ)
モンテッソーリ教育の骨組みを学んだり、教具の成り立ちや使い方を学んだりするための書籍や、
入門的な内容の書籍など、モンテッソーリ教育関連の読み物を取り揃えております。
改訂 モンテッソーリ教育学入門
モンテッソーリ メソッドシリーズ(理論概説)
モンテッソーリ メソッドシリーズ(日常生活の練習)
モンテッソーリ メソッドシリーズ(感覚教育)
モンテッソーリ メソッドシリーズ(算数教育)
モンテッソーリ メソッドシリーズ(言語教育)
できるが増えるモンテッソーリ教育の秘密
日本モンテッソーリ教育綜合研究所が行っている教師養成センターでの資格取得コースや
各種講座に関しては以下のリンクからご参照ください。
①自立心が育つ
子どもたち自身が教具を選んで、やりたいことをするようになります。
②チャレンジ精神が向上する
主体性をもって取り組むことで、ちょっと難しいことや、興味のなかったものにも挑戦してみたくなります。
③集中力が増す
自分の選んだ教具で、納得するまで繰り返し続けるようになります。
④判断力が高まる
どのような手順で課題を解いていけばよいのかがわかるようになります。
⑤社会性が高まる
やり方がわからない子や、下の年齢の子の世話をするようになります。
「自分で」という言葉が増えました。
チャックの上げ下げや靴を履くことに、積極的にチャレンジするようになりました。
何かをやるときに、すごく集中して行うようになりました。
家では、親を気遣って優しい言葉をかけてくれるようになりました。
園の先生から“敏感期”(※)の話を教えていただいたので、子どもが何を求めているのかわかるようになってきました。保護者として子供たちにどう接したらいいかわかり、楽になりました。
もじ、かずに興味をもつようになりました。
※敏感期…子どもが無意識に自ら、環境から学びを吸収しようとする時期。ことば、感覚、運動、秩序など、モンテッソーリ教育では子どもは年齢や発達に応じた様々な敏感期の種類があるとしています。