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実習期間は2〜4週間。慣れない保育、実習記録の作成、次の日の準備と、大忙しです。ふだんの学校の生活とは、リズムも違ってきます。途中で体調を崩せば、実習園にも迷惑が。最低1〜2週間前から、規則正しい生活や食事をして、万全の体調で実習に臨みましょう。 |
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慣れない環境や緊張のあまり、具合が悪くなる実習生もいます。また、体調が悪くても、言い出せないことも。変だと思ったら、「遠慮なく言ってね」と声をかけましょう。状況によっては、「今日は午前中の記録だけにしましょう」と、実習生の負担を軽減するような臨機応変の指導を。 |
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絵本の読み聞かせ、紙芝居などの部分実習が、自信を持ってできるようにしておきましょう。それには、友だちと演じ合い、意見を出し合うのがベスト。思いがけずにいい案が浮かぶものです。年齢にあったあそびをいくつか用意して。 |
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体験の機会を多く設定し、適切なアドバイスをしてあげましょう。例えば、読み聞かせの場合、「声が大きくて抑揚もよかったけれど、子どもたちが見やすいように本を傾けて」など、否定的なことばだけでなく、褒めることも忘れずに。 |
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「あいさつ・返事を忘れない」「2歳児の発達のようすを知る」など、具体的な目標を立てると、実習のポイントが見えてきます。目標がしっかりしていれば、子どもと接するときにも、実習記録を書くときにも、より明確に課題をとらえられます。 |
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初日でもいいですから、実習生の目標を聞いておきましょう。目標を考慮して指導をすると、保育もスムーズに。実習生がパネルシアターなどの準備をしてきたのに、機会がなかったということのないように。後輩を育てる気持ちがだいじです。 |
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園の先生には、必ず「報告・連絡・相談」をしましょう。例えば、園児が頭にこぶを作ってしまったなどというときに、「このくらいならだいじょうぶ」と、かってな判断は禁物。あとで保護者から連絡が入って、「知っている保育者はひとりもいなかった」ではたいへんです。 |
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「何か質問はないですか?」という抽象的な言いかたは、答えに困ります。例えば、うれしくて実習生をける子がいるのに、対応がわからないようすだったら、「○○くんがけるみたいだけど、どう思う?」と、聞きましょう。掃除などを頼むときも「ここが終わったら、報告してください」と、具体的な指示を。 |
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実習は保育者としての初めの1歩。「失敗してあたりまえ」という気持ちで、積極的に参加しましょう。しっかりと実習記録に残して、その反省を次のときに生かします。失敗が貴重な経験となるでしょう。 |
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「実習は失敗の場と思ってください」。そんな保育者のひとことが、実習生をやる気にさせ、育てます。きちんとできたときは、褒めことばとともに「ありがとう。助かったわ」と感謝の気持ちを伝えましょう。 |
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