まなびの部屋

保育士・幼稚園教諭のためのマナー&心得
キャラクター
保育士・幼稚園教諭として身につけておきたいマナーと心得を、
保育CANが毎月あなたにお伝えします。
みんなから好かれる保育者、みんなから期待される保育者になるために、
あなたの保育をそっと見直してみませんか?

昭和女子大学講師 柴田あき夫監修
■第1回 応対と接客
■第2回 ことばづかいと態度
■第3回 電話の対応
■第4回 好印象を与える話し方ができますか
■第5回 エチケットを守ったつきあいが人間関係を温かくする
■第6回 知ること 伝えること
■第7回 心がけること
■第8回 実行すること
■第9回 園児との接し方1 「子どもの身になって考えましょう」
■第10回 園児との接し方2 「よいこと悪いことに気づかせましょう」
■第11回 園児との接し方3「生きる力を育てる 子どもが輝くとき」
■第12回 学級経営と指導計画の立案「子供に合った目標をしっかり立てましょう」
■第13回 安全教育「子どもたちの安全が幼児教育の基本です」
■第14回 親と子の育ちの広場「保護者の信頼をより深めるために」
■第15回 子育て支援「地域と家庭をつなぐ保育者を目ざして」
■第16回 救急処置「必要最低限の知識を身につけましょう」
■第17回 危機管理と災害対策「日ごろから心の準備と用意をしましょう」
■第18回 心のおしゃれのチェックポイント「週一回、自己チェックをしてみましょう」
■第19回 さまざまな角度から保育者としての自己チェックしてみませんか?
第3回 電話の応対
イラスト★心のこもった話し方がいちばん

電話の応対は、相手方が見えないだけに、心で話をしなければなりません。友達と話をしているような、気楽な話し方は許されません。
まず、ていねいに真心をこめて応対するように心がけましょう。
電話は便利ですが、応対を間違うと、悪い結果を招く場合もあります。
受話器をとる前に
☆電話を受ける姿も美しく!


電話応対では相手が見えませんが、目の前で応対しているつもりで、礼儀正しく応対しましょう。
口に物を含みながらの応対は絶対にやめましょう。無作法な姿勢では、的確なことばや心のこもった応対ができません。
電話中、周囲の人たちとの会話は絶対にしないようにしましょう。
電話機のそばに、メモ用紙と筆記用具を必ず用意しておくようにしましょう。
好感の持てる応対を
「おはようございます。○○園です」。明るくはずんだ電話の声は、とても好感がもてます。ただし、元気がよいのはいいとしても、早口で一方的な言い方にならないようにしたいですね。
また、かけた人が電話を切る前に、一方的に「じゃあね」式にガチャンと切ってしまうと、不快な印象だけが残ります。先方が受話器を置いてから、静かに受話器を戻すように心がけてください。
電話のかけ方
☆自分の名前を明らかにします

電話をかける前に用件の要点、話す順序をよく考え、メモしておいて、短時間に済ますようにしましょう。
相手方が出たら、自分の身分氏名を言い、「こちらは○○園の○○組担当の○○ですが、○○さんのお母さん、いらっしゃいますか」と、相手に明確に知らせるようにしましょう。
用件はなるべく簡単に話し、用件が終わったら、相手方が受話器を置くのを待ってから、静かに受話器を置きましょう。
相手が不在のときは、適切な処置をとることがたいせつです。伝言は簡潔にしましょう。
電話の受け方、取りつぎ方
☆用件はメモして復唱する

電話のメモベルが鳴ったら早く出ましょう。受話器をとったらすぐ「ハイ○○園でございます」と答えます。
自分では用件のわからない電話のときは、担当者と速やかに代わりましょう。
自分の職場の人には「園長先生」「○○さん」というような敬称は付けないことが原則です。
電話を取りつぐときには、取りつぎの相手を正確に聞くようにします。「△△はただいま保育中でございますので、ご用件をうけたまわりましょうか」と言って受けます。
右のような事を正確にメモして、復唱して確認しましょう。
保護者と電話で議論するようなことは避けましょう。別の日に、面談などの機会をもつようにします。

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